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赤石岳・荒川三山縦走 その3(赤石岳山頂)

撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


稜線までの急な登りと、そこからのひと歩きとを経て到着した赤石岳山頂には、実に素晴らしい眺望が待っていました!それもそのはずで、「赤石岳」(※点名同じ)は一等三角点に選定されている第一級の展望地、しかもわが国で最も高い場所に位置する一等三角点(3,120.06メートル)ということになります。

ところで、この赤石岳登山にまつわる逸話をひとつ。
この山を含め、南アルプス南部の非常に広範囲に及ぶ地域が東海パルプ株式会社(※2010年4月より 特種東海製紙株式会社に統合された)の社有林となっていますが、大正15年(1926年)8月7日に東海パルプの前身となる東海紙料株式会社の創始者・大倉喜八郎が米寿を過ぎた折、赤石岳の青山を求め一行200人を従えてこの3,120メートルの頂上への道を踏破したのです。とはいえ、88歳の高齢を迎えた喜八郎翁のこと、実際には駕籠に担がれての大名登山さながらの行列であったとか。なにはともあれ「自己の所有地の最高所を極めたい(※註)」という翁の祈願は達成されました。そしてこのとき新たに開かれた赤石岳への登頂ルートこそが、今回私が辿ってきた椹島より東尾根(大倉尾根)を経て赤石岳の主稜線へと達する登山路なのです。

  赤石の山のうてなに 万歳を唱ふる老も 有難の世や
    大正一五年八月七日
    赤石岳絶頂を極む
    九十翁大倉鶴彦(号)


※註:実際には、特種東海製紙社有林(井川社有林)内の最高地点は荒川東岳(悪沢岳)の標高3,141メートルであるが、荒川岳における三角点は東岳ではなく荒川中岳(3,083メートル)に置かれている。


※赤石岳・荒川三山縦走の記事INDEXはこちら



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撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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赤石岳山頂直下には赤石岳避難小屋が建っています。この辺りの小屋は「避難小屋」とはいいながらも即席めんやレトルト類、飲料などの販売もおこなっているところが多いので、縦走の際の利用にはかなりありがたいですね。
南アルプス南部の登山・観光情報---ロッジ・山小屋のサイト



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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赤石岳の南へと続く縦走路の方面の眺めです。正面に大きく見えるのが聖岳で、南アルプスで最も南に位置する3,000メートル峰です。日本百名山にも選定されている名峰で、どのルートから登っても結構傾斜がキツく大変な山だと聞いたことがあります。

聖岳の右肩には、同じく日本百名山の光岳(てかりだけ)が顔を覗かせています。何よりも「てかり」という名前の響きが面白いということでマニアックな人気(笑)を得ている南アルプス南部の名峰です。

聖岳の左奥には、茶臼岳、上河内岳、雲がかかった大無間山が望まれました。



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳・荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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目を北西の方角に転ずると、中央アルプスの山々と、その奥に聳える木曽の御嶽山が望まれます。

南アルプスからは伊那谷を挟んで対峙する中央アルプスの峰々がよく見えますが、ここ赤石岳の山頂からもそうで御嶽山の手前に見える越百山(こすもやま)から右へ、南駒ヶ岳、空木岳(うつぎだけ)、熊沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳といった山々が連なります。これらはいずれもまだ訪れたことがないのですが、近年中に「中央アルプス・デビュー」を果たしたいと思っています。

中央アルプスの山並みが急に低くなって終焉するあたりから、その奥には北アルプスの巨大な山塊が連なるのが望まれるようになります。ここ数年間は、私にとってとても縁の深い山域となりました。
北アルプス最南部の乗鞍岳は標高2,700メートルの畳平まで車(シャトルバス)で気軽にアクセスできることもあって長いことその最高峰となる剣ヶ峰へ登頂したいと思っていましたが、今年(2010年)の8月に、やっとその念願を果たすことができました。(※記事はこちら



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳・荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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赤石岳山頂から見える北アルプス南部の山々のアップです。こちらに写っている焼岳、笠ヶ岳、穂高連峰、槍ヶ岳、大天井岳といった山々への旅は、どれもそれぞれに思い出深いものとなりました。



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳・荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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これから向かおうとしている北側の山並み。小赤石岳から一旦は500メートルの標高差を一気に下り、その向こうに見える荒川岳(前岳、中岳、東岳=悪沢岳)へとまた一気に500メートルを登り返します。

荒川前岳の背後には塩見岳の山頂部が、荒川中岳の後ろには甲斐駒ヶ岳の山頂部が頭を覗かせています。それらの左に見える大きな山は仙丈ヶ岳です。
荒川中岳と東岳(悪沢岳)との間に見えるのは農鳥岳と間ノ岳。北岳が間ノ岳の裏に隠れてしまいその姿を見ることができないのは北岳山頂から間ノ岳に隠されて赤石岳が見えないのと同じことですが、このときには3週間前(2009年9月21日)に間ノ岳山頂から眺めたのとちょうど逆の景色をいま眺めているのだということを少なからず意識していました。(※記事はこちら



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳・荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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更に少し右へと視線をずらすと、荒川東岳(悪沢岳)からの稜線の延長線上に千枚岳が見えます。その名はこの山を構成する千枚岩という岩に由来します。その千枚岳からさらに30分ほど下った先に、本日の宿泊地となる千枚小屋があります。

更に奥には櫛形山のゆったりとした稜線が見え、その更に後方はるか遠くには瑞牆山から金峰山や甲武信ヶ岳などを経て雲取山へと続く奥秩父・奥多摩の山並みが。



撮影日:2009/10/11
撮影地:赤石岳・荒川三山縦走 赤石岳山頂(静岡県、長野県)
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そして丹沢の山並みが続き、やっぱりなんと言っても素晴らしいのが、手前の笊ヶ岳への稜線の向こうに他の山々よりもなお一層高く聳えるこの富士山の眺めでしょう!



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コメント


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今晩は。
山の写真、懐かしく思い出しながら拝見しています。自分の言ったことのない場所や山の記事なども「山好き」者としては、楽しみです。
拙い写真にコメントなどを頂き、感謝しています。
こちらこそ、来年も宜しくお願いします。
良いお年をお迎え下さい。

山渓蘭風 | URL | 2010年12月31日(Fri)21:13 [EDIT]


Newmanさん、こんばんは。

すばらしい南アルプスの景色ですね。
赤石岳の雄大な展望を思い出します。
頂上直下の避難小屋は抜群の立地で清潔そうで一度泊まってみたくなりますね。
荒川岳への登りはとてもきつかったですが、雷鳥の親子がいてとても和みました。

お正月はお出かけですか?
来年は南アルプス大縦走を計画されていますか?
その際にでも是非お会いできればと思います。
今年はお世話になりました。
よいお年をお迎えください。

ちゅた | URL | 2010年12月31日(Fri)21:53 [EDIT]


山渓蘭風さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

たしか山渓蘭風さんは聖岳経由で赤石岳に登頂されたことがおありですよね?
来年は私もぜひ聖岳に登ってみたいと思っています。

山渓蘭風さんのお写真は私にとって土地勘のあるところでのものが多いこともあり、拝見するたびに楽しませていただきました。
懐かしい奥多摩の山並みや美しい富士山など、来年も素敵な作品で楽しませていただければと思います。

それでは、佳きお年をお迎えください。

Newman | URL | 2010年12月31日(Fri)23:16 [EDIT]


ちゅたさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

南アルプスの風景は北アほどには特徴的な山は少ないけれども、どこまでも続く雄大な景色や、その奥深さからくる幽玄な雰囲気が感じられて最高ですね♪
甲斐駒から光までの南アルプス大縦走、ぜひ実現させたいですね~。
日程的に難しければ何回かに分けてもいいですし。
でも、できれば通して一気に歩きたいかも(笑)

> お正月はお出かけですか?
年が明けてじきに、初日の出を見に父と山梨方面へと向かう予定です。
戻ってきてからは氏神様にお参りするくらいで、あとはのんびりと過ごす予定です。

今年もいろいろとありがとうございました。
佳き新年をお迎えください。

Newman | URL | 2010年12月31日(Fri)23:30 [EDIT]


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