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キタダケソウと逢う山旅 その1(広河原~二俣)

撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 広河原より目指す北岳を仰ぐ(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


南アルプスの北岳といえば、北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳と並んでとても人気の高い山ですが、通常利用される登山口となる山梨県の広河原(1,529メートル)から1,700メートル弱にもなる標高差を登らなければならないことや、登るに従って傾斜が急になっていく(ということは、登れば登るほどにキツくなっていく)ということなどから、決してお気楽に登れるような山だとは言い難い気がします。
それでも、前述のようにこの山を訪れる人が大変多いのには、それなりの理由があるからなのでしょう。いくつかの登山道があってコースごと変化に富んでいること、南アルプス唯一ともいえる大規模な雪渓が夏になっても残っていること、クライミングのメッカとして有名な北岳バットレスを間近に眺めながらの登りは自然の壮大さに触れることができる絶好の機会であるということ、山頂からの眺望が雄大で富士山や南アルプスなどの山々の眺めが実に素晴らしいこと等々、本当にこの山のもつ魅力は尽きません。
そんな中でも「北岳は高山植物の種類が大変多くて、花の季節にそれらが咲き乱れるさまは見事である」という理由は、全国の花好きな登山者の多くを楽しませるに十分なものです。実際に、決して楽とは言えない登山のさなか、可憐に咲く高山の花々を見ていると心身まで癒されていつのまにか疲れも忘れてしまうほどです。

そんな北岳に、梅雨の時季にだけこの山の山頂付近にのみ咲く花「キタダケソウ北岳草)」を見にいくことにしました。
前年の7月に「梅雨明け宣言」を受けて向かった北岳は、実際には始終大雨・大風で、稜線の荒れ具合は凄まじいものがありました。「山頂の南側斜面にまだキタダケソウが咲き残っている」との話も聞いてはいたのですが、子供なら軽く吹き飛ばされそうなほどに強い大風の中ではさすがに見にいくことも躊躇われました。
一方、2ヶ月後の秋9月に八本歯のコルから北岳山頂へと向かったときには、当然のことながらキタダケソウはもう葉っぱだけになっており、可憐な花を見ることはできませんでした。
そして、三度目の正直となるかどうか...。職場のPCで翌日の北岳が梅雨の合間の「晴れときどき曇り」であるという登山天気予報を確認した7月9日の金曜日、「これはもう、北岳に行くしかなかろう」と思い立ち、翌未明には自宅を出発してしまったのでした。


※白峰三山縦走・北岳の記事INDEXはこちら



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撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 野呂川の吊橋より望む北岳(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(480×640ピクセル)


野呂川に架かる吊橋を渡ると広河原山荘。その横から北岳への一歩が始まります。

ちなみに、この日は梅雨の真っ只中だったからでしょうか、登山者はそれほど多くなかったような気がします。実際、広河原山荘からすぐの登りの取っ付きではちょっとした渋滞が起きたりもするものなのですが、この日は私ひとりしかいませんでした。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


大樺沢に出てからしばらくは、沢沿いの涼しげで心地よい道が続きます。青々と茂る木々と、沢の流れる音に励まされながら緩やかな登りを進んでいきます。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢渡渉点(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


大樺沢を、それまで歩いてきた左岸から右岸へと渡ります。この辺りはどうも大規模な雪崩があったらしく、凄まじい勢いで木々が薙ぎ倒されていました(その後、道を塞いだ木などを伐採したようす)。

○参考までに...
 ・2009年7月18日のようす
 ・2009年9月20日のようす



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 ふたたび樹林帯へ(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


大樺沢の右岸に渡ってからしばらくは樹林帯を進んでいきます。私はなぜか3回の北岳登山すべてで、毎回のようにこの辺りの登山道右脇の広めの場所に荷物を置いて初休憩をとっています。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢の渡渉点(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


再度、大樺沢を右岸より左岸へと渡渉します。毎度のことながら、この橋の手前や渡ってすぐのところで休憩する人が多いようです。このときにも、橋を渡った先で3人ほどのグループが休んでいました。そして、毎度のことながら、なぜか私はこの場所では休みません...。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢上部(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


先ほどの渡渉点の橋を渡ってからしばらく樹林帯をいくと、急に前方が開けてきます。大樺沢にも水は地表にはほとんど見えず、大小の岩がゴロゴロと転がっているその下をチョロチョロと流れているようです。周りの風景も一変してアルペン的な雰囲気を漂わせてきました。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢上部の雪渓(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


北岳登山の名物(?)、大樺沢上部の雪渓が近づいてきました。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 大樺沢上部の雪渓(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


二俣の少し手前まで、しばらくは雪渓の上を歩きます。

昨年の7月に雨の中この雪渓を歩いたときは、雪が固く締まっていてその上表面は濡れてツルツルと滑るので歩くのがとても怖かったと記憶しています(※写真はこちら)。ところが、今回は雪の表面もサクサクとした状態で靴底に伝わる感触が心地よく、アイゼンを装着するまでもなくとても快適でした。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 二俣(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×480ピクセル)


そして、二俣に到着しました。

雪の多く残る左俣を八本歯のコルの方へと向かうほうが、キタダケソウが多く群生するトラバース道(八本歯のコルより北岳山頂へと向かう途中から、分岐を北岳山荘方面へ進む方向にある水平道)へ向かう近道ではあるのですが(実際にキタダケソウ目当てでそちらへと向かう人もいました)、今回は右俣を小太郎尾根へと抜けるコースをとることにしました。



撮影日:2010/07/10
撮影地:北岳登山 二俣(山梨県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×427ピクセル)


二俣分岐の同じ場所にて一眼で撮影。色味の調節はしていないのですが、こちらの写真のほうがより実際の色に近いような気がします。
また、広角で撮るとこのように左俣側の雪渓までもがひとつの画面に収まって実際に感じた風景を彷彿とさせるようです。かなり重いカメラですが、持っていって良かったです^^



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コメント


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Newmanさん、こんばんは。

7月初めの大樺沢も楽しそうですね。
残雪がかえって夏場よりも歩きやすそうです。

最後の写真はさすが一眼ですね。色も全体が鮮やかですね。
私も銀塩時代は、交換レンズや三脚を持って登っていました。レンズも単焦点を数本…。
今はコンデジ1台のみと軟弱になってしまいました~。

ちゅた | URL | 2010年09月27日(Mon)23:48 [EDIT]


ちゅたさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

大樺沢の雪渓は、北アルプスの三大雪渓などと
較べるとちょっと迫力には欠けるかもしれません。
それでも、晴れた日の残雪歩きは思ったよりも快適でした。
(雨と霧の日の雪渓歩きは最悪ですが...^^;)

ちゅたさんのお写真がいつも素敵なのは、
銀塩時代の撮影経験と積み重ねがあったればこそなんですね、きっと。
SONYのコンデジは実際よりも青みが強くなるきらいがあるみたいです。
デジ一(CANON 10D)で撮影するようになってから、
そのことが少々気になってきました。

Newman | URL | 2010年09月28日(Tue)01:00 [EDIT]


Newman様
こんばんは、私も4年前の6月にキタダケソウを見に行きましたが、雪渓が多く梯子に到達するまでは大変でした。

しかしキタダケソウに出会うと本当に感動しました、まだ寒い斜面に咲く花は可憐でしたね。

ころぼっくる | URL | 2010年09月28日(Tue)21:26 [EDIT]


ころぼっくるさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

キタダケソウの白い花は、なんとなく透明感があってとても美しいですよね。
幸いにも、私にとってのキタダケソウとの出会いの日は晴れて気持ちの良い日でした。
すでに陽が西に傾き始めた時間帯でしたが、かなり長いことひとり花を見ていました。

Newman | URL | 2010年09月29日(Wed)00:16 [EDIT]


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