
撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 北沢コースの林道をいく(長野県)
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柳川の上流は北沢と南沢とに分かれます。それぞれに沿ったコースがありますが、今回は北沢コースから赤岳鉱泉へと向かいました。
美濃戸を発ってからしばらくは、歩きやすく勾配の少ない林道を進みます。辺りはコメツガやオオシラビソなど針葉樹の原生林が続きます。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 北沢の渓流(長野県)
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やがて堤のある広場を過ぎると、橋を渡って登山道に入ります。今度はダケカンバなどの広葉樹が多い樹林帯を進んでいきます。途中で何度も沢の徒渉点があります。特に写真の場所は沢の流れるすぐ横の岩盤を30メートルくらいトラバースするので、雨の後で岩が濡れていたこともありちょっと注意が必要でした。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 赤岳鉱泉(長野県)
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さらに沢の徒渉を繰り返しながら先へと進んでいきます。傾斜も幾らかキツくなってきました。
針葉樹の林を抜けると急に視界が開けてきました。赤岳鉱泉の建つ広場です。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 赤岳鉱泉(長野県)
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赤岳鉱泉は、その名の通り温泉に入ることもできる山小屋です。水も豊富であるばかりでなく、食事もステーキ(?)なんかが出たりするようで(小屋の入り口に「名物のステーキ」みたいなことが書かれた紙が貼ってありましたので...)、なんだかとても豪華そうです。今回は小屋の前で昼食をとったのみでしたが、ここは通年営業とのことですので、そのうちまた利用する機会もあることでしょう。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 赤岳鉱泉前から本格的登りが始まる(長野県)
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赤岳鉱泉から先が、いよいよ本格的な登りとなります。傾斜は先ほどと較べるとちょっとキツくなってきましたが、その割には道はよく整備されて歩きやすいのであまり疲れは感じませんでした。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 稜線へと続く樹林帯(長野県)
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樹林帯の中を九十九折りの登りが続きます。周囲はガスが濃くなってきましたが、薄曇りの空からは時おり日の光が薄らと射したりしていたので辺りはちょっと変わった雰囲気を醸し出していました。どっぷりとガスに囲まれてしまい薄暗いなどということは終始なかったように思われます。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 間もなく稜線(長野県)
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灌木状の木々が多くなり、ハイマツが見られるようになりました。間もなく稜線です。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 赤岩の頭(長野県)
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森林限界に達すると、赤土とハイマツとに覆われた赤岩の頭に出ます。北八ヶ岳(天狗岳など)方面からの縦走路とここで合流します。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 赤岩の頭から硫黄岳へ(長野県)
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辺りはすっかりとアルペン的な景観に様変わりしてきました。願わくは濃いガスが晴れてくれたなら...と、そんなことを考えてばかりいました。
ここから一気に岩がちな斜面を登って硫黄岳山頂へと向かいます。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 硫黄岳山頂(長野県)
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硫黄岳山頂に到着。雨は降っていないものの、ものすごい風が吹き荒れていてとても寒かったです。...と言いつつも、面倒くさがり屋な私は雨具などを上から着込むことはしませんでした。とてもミスティーなガスの真っただ中に身を晒していたため、このあと硫黄岳山荘に到着したときには着ていたシャツはかなり濡れてしまっていました。
ちなみに、ここには御料局三角点がありました。御料地(皇室の所有地)の測量のために宮内省御料局という役所により設置された三角点です。普段見慣れている陸軍管轄の陸地測量部(国土地理院の前身)が設置した三角点とはだいぶ様子が異なりますね。
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 硫黄岳山頂(長野県)
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ただっ広い硫黄岳の山頂。楽しみにしていた爆裂火口や周囲の山々などここからの眺めは、ガスで一切なにも見えませんでした(泣)
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撮影日:2010/06/19
撮影地:八ヶ岳縦走(南八ヶ岳) 硫黄岳山荘(長野県)
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そして、山頂からこれまたただっ広い斜面を下って、硫黄岳山荘へと到着しました。1日目の目的地です。
硫黄岳山荘では、この日とその翌日にタルチョ祭というチベットの儀礼に倣った登山の安全を祈念する催しがありました。そしてゲストとして呼ばれたシンガーソングライターのリピート山中さんご一行(山の師匠のたっきーさん、マネージャーさん)とも半年ちょっと振りにこちらで再会できたのでした。
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Newman様
こんばんは、2か月前なのに遥か昔のような気がしています。初めての八ヶ岳で赤岳まで登頂され、縦走を終えられた脚力はすごいと思います。
このあと、燕岳、千畳敷カール、浜坂、妙高山の夏を楽しみましたが、今年の縦走は六甲だけになりそうです。
ころぼっくる | URL | 2010年08月18日(Wed)23:26 [EDIT]
ころぼっくるさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
初めての八ヶ岳山行、色々な意味で思い出深いものとなりました。
梅雨の最中の山歩きでしたが、幸い雨には降られずに済みましたね。
ただ、1日目の稜線は本当に凄まじい風でしたね。
吹き飛ばされてしまうかと思いました(苦笑)
硫黄岳山頂から爆裂火口を見られなかったのが心残りです。
ぜひ、次回リベンジを果たしたいです~。
八ヶ岳山行にお付き合いくださりありがとうございました。
また、どこかご一緒いたしましょう。
Newman | URL | 2010年08月19日(Thu)20:29 [EDIT]
おかえりなさい
双六小屋のコンサートはいかがでしたか?
25日に上高地に下山中、ひどい雷雨にあいました
上では、大丈夫だったかなあと心配していました。北アルプスの写真を拝見いたしました。ガイドブックには載っていないところの詳しい写真が、私たちには本当にありがたいです
あなたの親切で素敵なお人柄がでているブログですね!
また来ますね~
もちろん、全ぽちですよ
季節りょうり | URL | 2010年08月27日(Fri)19:11 [EDIT]
ありがとうございました
今日、鏡平で逆さ槍と穂高の写真を撮って頂いた者(黒い帽子の方)です。
どうもありがとうございました。
無事に下山し、教えて頂いたブログを拝見しています。
7月の縦走、すごいですね。自分では行けない場所も、こうやって写真で見せて頂く事ができると、まるで自分が行ったような気分には・・・とてもなりません!(格が違いすぎます!)
今回の山行の写真も載せられるんですよね。
楽しみにしています。
※ところでブログにコメントするのが初めてなので、やり方間違っていたらごめんなさい。
muto | URL | 2010年08月29日(Sun)23:41 [EDIT]
季節りょうりさん、おはようございます。
コメント&ポチありがとうございます。
お返事が遅くなってしまいすみませんでした。
槍への登頂おめでとうございました!
厳しい表銀座の道のりをご家族揃って踏破されたというのは、
何ものにも代え難い良い思い出になったのではないでしょうか。
双六小屋でのコンサートは、前々から楽しみにしていただけにとてもよかったですよ!
それと、コンサートのために登ってこられた方と3年続けての同窓会もできたりして...。
25日は、強い日差しを浴びながら西鎌尾根を下ったからなのか熱中症気味になってしまい、
双六小屋から黒部五郎小舎へいく間にすっかりバテてしまいました。
しかも、黒部五郎小舎手前の石がゴロゴロした急坂の辺りから
激しい夕立に遭ってしまい、とてもとても辛かったです(泣)
登山のINDEX(http://onephoto.blog48.fc2.com/blog-entry-827.html)
をご覧になって関心ある山域などありましたら、
お気軽にお問い合わせくださいね。
メールや鍵コメ(管理者のみ閲覧可)でもOKですので~。
Newman | URL | 2010年08月31日(Tue)06:09 [EDIT]
mutoさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
私も29日の夜(帰りの中央道が大渋滞で、実際はすでに30日になっていましたが...)無事に帰宅しました。
7月の槍から西穂までの縦走は、本当に歩き応えのあるものとなりました。
おかげさまで比較的天候にも恵まれましたので、
単独行の私でも無理なく歩くことができたのだと感謝しています。
今回の北アルプス山篭りは7泊8日、表銀座縦走&黒部源流域の山々
(三俣蓮華、黒部五郎、鷲羽、水晶など)の来訪という長丁場となりました。
皆さんとお会いできたのは、そのうちで最後の3日間です。
その間撮った写真も、一眼のものが894枚、コンパクトデジカメで撮ったものは1,671枚にもなりました。
良さそうなものをピックアップして、なるべく早めに掲載したいと思っています。
もうしばらくお待ちくださいね~。
Newman | URL | 2010年08月31日(Tue)06:31 [EDIT]
8月24日、西岳から槍ヶ岳まで御一緒した者です。
25日に無事大キレットを通過し涸沢まで、翌日帰宅しました。
北穂から涸沢までの下りで雷雨にやられて一苦労でした。
その間、涸沢~北穂をピストン中の家族に出会い、
[旅は道連れ]で仲良くなり、いろいろと...。
匿名 | URL | 2010年09月04日(Sat)00:24 [EDIT]
8/24の東鎌尾根の匿名さん
コメントありがとうございます。
あのあと、大キレットを無事に通過されたのですね。おつかれさまでした。
飛騨泣きの足元がザレた直登の状態はいかがでした?
25日、私は西鎌尾根を下り双六小屋から先の道のりで体調不良となり難儀しながらも、黒部五郎小舎までなんとか辿り着きました。
小屋手前の最後の急な下りのあたりで夕立に遭い、雨具を着る間もなく濡れながらの到着となりました。
槍の肩の小屋でも話したように、南アルプスへでもぜひご一緒したいですね。
よろしければご連絡先をいただけますと幸いです。
それでは。
Newman | URL | 2010年09月04日(Sat)07:29 [EDIT]