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写真ブログ。気の向くままに撮った風景など...。

桜の花図鑑 <桜 (作成中)


有明(アリアケ)
大島桜系との説あり。名は夜明けの空に残る有明の月にちなむ。花にやや芳香があり、また花弁に皺が目立つ。京都では遅咲きとしてしられる潅木状の御室桜は13種あるが、圧倒的に多いのがこの御室有明。
 
・御室仁和寺 その2-御室桜/撮影日:2007/04/15

鬱金/欝金(ウコン)
江戸時代に京都で栽培されていたとされる黄色い桜。鬱金の根で黄色く染め上げたようだということからこの名がついた。別名、黄桜、浅黄桜(アサギザクラ)、黄金桜など。
 
・御室仁和寺 その2-御室桜/撮影日:2007/04/15
・平野神社の里桜 その4/撮影日:2007/04/15
・鬱金桜/撮影日:2008/04/22

江戸彼岸(エドヒガン)
山桜とともに野生種の代表格。別名、東彼岸(アズマヒガン)とも。桜の中ではもっとも長生きする品種で、また巨木になる。名前の付けられた名木が全国に数多く存在し、日本三大桜(山高神代桜、根尾谷淡墨桜、三春滝桜)はすべてこの江戸彼岸系である。花の色や形などきわめてバリエーションが多いが、萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。変異により枝垂れるものも多く、枝垂桜を糸桜(イトザクラ)などと呼ぶこともある。
 
・青梅の枝垂桜-金剛寺 その2/撮影日:2007/04/05
・三春滝桜 その3/撮影日:2008/04/22

大島桜(オオシマザクラ)
野生のものは関東南部の温暖な地域を中心に分布する大島桜。大きな花を咲かせるため観賞用として広く栽培されている。また、この大島桜は接木の台木としてしばしば利用され、このことが数多くの里桜の品種を生み出すこととなった。伊豆大島にある「大島の桜株」は樹齢800年を経たこの種の大株で、国の特別天然記念物に指定されているふたつしかない桜のうちのひとつである。しかしながら大島桜の存在が我々にとってより身近なのは、むしろ花ではなく葉のほうであろう。この種の葉はクマリンという香り成分を多く含むため塩漬けにして桜餅を包むのに用いられるのである。
 
・いま、桜の花図鑑を作成しているのですが...。/撮影日:2007/04/01

関山(カンザン)
関東でもっとも多く見られる八重桜がこれ。江戸時代につくられた桜だが、明治期の荒川堤から全国に広まった。名前は「セキヤマ」とも読まれる。「関山」という名は果たして奥州平泉の中尊寺の山号に肖ったものなのであろうか。幕末のパリ万博の折、日本から出品されて目を引く紅色の八重の花がパリの人々を魅了したという逸話は有名。
 
・いま、桜の花図鑑を作成しているのですが...。/撮影日:2007/05/04

寒緋桜(カンヒザクラ)
中国南部やベトナム、台湾、沖縄の石垣島などに自生するこの桜は、古くからしられていて、緋寒桜、薩摩緋桜、元日桜などと呼ばれ親しまれてきた。桜の類の中では変り種で、花の色が濃いのもさることながら花自体もあまりしっかりとは開かずに咲き、それゆえ一般的な桜がもつような豪華さはあまり感じられない。
 
・寒緋桜/撮影日:2008/04/22

御衣黄(ギョイコウ)
里桜の最右翼ともいえる緑色の桜。昔、天皇など貴人が着る黄緑色の衣服を御衣と呼んだことからこの名が付いた。本来、花弁は葉が変化したものだが、この御衣黄の花弁は葉緑素をもち光合成する。いわば先祖帰りした珍しい花。鬱金とは極めて近い種である。
 
・御室仁和寺 その2-御室桜/撮影日:2007/04/15
・平野神社の里桜 その4/撮影日:2007/04/15

地主桜(ジシュザクラ)
京都・清水寺境内の地主神社に1本だけ存在するとされる桜。八重と一重の花とが同時に咲く珍種で御車返(ミクルマガエシ)の一種。
 
・地主桜/撮影日:2007/04/07

染井吉野(ソメイヨシノ)
里桜(栽培・改良によって生まれた園芸品種)の代表。江戸彼岸系の小松乙女と大島桜との交配種で江戸の染井村(現在の豊島区駒込付近)で幕末につくりだされ、成長がはやく花付きが良いことから明治に入って多く植えられるようになり一気に日本全国へと広まった。大島桜の大振りで整った花をつけるという性質と、江戸彼岸の葉が出るよりも前に花を咲かせるという性質とを併せもつ。花色が薄い桃色を帯びているというのも恐らくは江戸彼岸系から受け継いだものであろう。元々は吉野桜と呼ばれていたが、上野の博物局(現 国立科学博物館)の調査で上野の山で栽培されているこの種が吉野の山桜とは別種であると気づき、明治33年(1899年)に「染井吉野」と命名された。
 
・また桜の季節がやってきますね!/撮影日:2007/04/01
・醍醐の桜と五重塔/撮影日:2007/04/08

御車返(ミクルマガエシ)
大島桜系ともいわれる。同じ木に一重の花と八重の花とを同時にをつけることから、昔この桜が「一重か八重か」で言い争った貴族が乗っていた車を返したとの謂われにこの名が由来する。車返とも。
 
・御室仁和寺 その2-御室桜:2007/04/15

八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
江戸彼岸種の枝垂性のものが「枝垂桜(糸桜)」でその花の色が濃いものを「紅枝垂」と呼ぶことがあるが、八重咲きのものを特に「八重紅枝垂」として別品種と扱う。京都・平安神宮のものは有名で、京都府の花もこの八重紅枝垂桜である。
 
・平野神社の里桜 その4/撮影日:2007/04/15
・秋色桜-上野公園 その2:2009/04/06

山桜(ヤマザクラ)
古来、我が国では単に「桜」といえばこの山桜を指した。野生種で江戸彼岸に次ぐ長寿の桜であり、なかには巨木となるものも多い。全国各地に山桜の名木が存在する。また、桜の名所・吉野の桜はその大半がこの種の吉野白山桜である。個体によりバリエーションが多いが、通常花はやや小振りで白色またはごく薄いピンク色、開花と同時期に若芽が開く。吉野などでは、この若芽の赤い色と白い花とが混ざって遠目に見ると薄桃色に山を染め上げているように見えるのである。
 
・吉野 その4-吉野の桜/撮影日:2007/04/14
・吉高の大桜 その3:2008/04/12

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