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【シリーズ・日本の世界遺産】浅間大社奥宮

撮影日:2015/07/26
撮影地:富士山 浅間大社奥宮(静岡県)
別ウィンドウで写真を拡大(640×427ピクセル)


富士宮口登山道の山頂には浅間大社奥宮があります。主祭神は木花之佐久夜毘賣命(このはなさくやひめのみこと)という女神で浅間大神とも呼ばれます。
この神社らしからぬ石造りの社殿ではときとして結婚式を挙げるカップルもあるそうですが、この晴れの日に出席するためにここまでやってくる参列者たちにとってはさぞかし大変なことでしょうね。

ところで、古事記の天孫降臨神話には木花之佐久夜毘賣命の婚姻にまつわる面白いエピソードが載っています。
葦原中国統治のため天界より下った迩迩藝能命(ににぎのみこと)は、大山津見神(おおやまつみのかみ)の娘木花之佐久夜毘賣命の美しさに惹かれ求婚しました。父神の大山津見神はとても喜んで姉の石長比賣命(いわながひめのみこと)とともに娘を差し出したのですが、なんと迩迩藝能命は醜女の石長比賣命を送り返してしまったのです。大山津見神はそのことに大変腹を立てて言うことには、「わしが石長比賣命、木花之佐久夜毘賣命のふたりの娘を差し上げようとしたのは、天孫が岩のように永遠に続き、また花が咲くように栄えるよう願ったからなのだ。なのに木花之佐久夜毘賣命のみを娶られたからには、天孫は花のようにはかなくなることであろう」と...。
このときより、天皇家の子孫たちは限りある命を生きる定めとなったのだとか。それにしても、なんとも身につまされる話ですね(笑)

・登録名称: 富士山-信仰の対象と芸術の源泉/Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration
・登録年月: 2013年06月
・登録分類: 文化遺産

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