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筑波山神社

撮影日:2015/10/09
撮影地:筑波山神社 拝殿(茨城県つくば市)
別ウィンドウで写真を拡大(640×427ピクセル)


実は以前の記事でちらっと話題にしたことがあるのですが、筑波山は山自体が御神体として祀られています。男体山に祀られる筑波男大神と女体山に祀られる筑波女大神の二柱の神で、それらがいつしか記紀神話の国産みの二神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冊尊(いざなみのみこと)と同一視されるようになりました。

現在では男体山頂(871メートル)と女体山頂(877メートル)とにそれぞれ二神を祀る立派な奥社も建てられていますが、標高270メートルの南麓には筑波山神社の拝殿があって一般の参拝者はこの場所で手を合わすことも多いのではないでしょうか。
人々が手を合わせる拝殿が中腹にあってその後方に聳える山が御神体というのは、ある意味とても古い信仰の形態をいまに伝えていることにもなります。なんといっても筑波山信仰は3,000年を超えるものとも言われており、これは里山への山岳信仰の走りともいえます。また万葉の頃には歌垣(いまでいう合コン?)の場としてもよくしられていましたから、里の生活と密接に結びついたものでもあったのでしょう。

そういえば、常陸国風土記には「大神が富士山に宿を請うて断られ『お前は雪に閉ざされて人の寄りつかない山となろう』と言い、筑波山に宿を請うてもてなされ大変に喜んで『愛(は)しきかも我がすゑ 高きかも神つ宮 天地(あめつち)と等しく 日月(ひつき)とともに 民草集ひ賀(ことほ)ぎ 御食(みけ)御酒(みき)豊けく 代々に絶ゆることなく 日に日に弥栄え 千秋万歳に たのしみ尽きじ』と歌を詠んだ」なんていう話がありましたね。



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