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御殿場ルート

撮影日:2014/08/22
撮影地:富士登山 御殿場ルート 大石茶屋付近(静岡県)
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最近は富士山の登山道のことを「○○口登山道」とは言わず「○○ルート」と呼ぶようになり、登山道の案内板も色わけして示されるようになりました。御殿場ルートは標識などでは緑色で示され、富士登山道4大ルートの他の3つとくらべると登山口の標高も1,440メートルと低く山頂(御殿場口山頂、銚子口とも呼ばれています)まで11キロメートルもの長い道のりをひたすら辿ることとなります。
この御殿場ルートは距離が長いという以外に、足をとられやすい砂礫の箇所が多くて歩みを進めても足が埋まってしまい後戻りしてしまうような感覚の歩きづらい道が続きます。

1707年(宝永4年)の宝永火山の噴火によって消滅してしまった平安期より続く須山口下山道の二合八勺(次郎坊)に接続する形で1883年(明治16年)に開削された御殿場口登山道は、その後東海道線の開通とともに賑わうようになりました。ちょうどいまNHKでドラマ化されている新田次郎原作の『芙蓉の人』の野中到・千代子夫妻が冬季気象観測のため明治時代に登ったのも、昭和の初めに加藤文太郎が通ったのも、昭和30年代に富士山レーダードーム建設のための資材が運ばれたのも実はこの御殿場ルートでした。そういった意味で開通以来この登山道は富士山を巡る数々の歴史の舞台となってきたわけです。

しかしながら、現在は五合目まで車で一気に登れてしまう河口湖口(吉田ルートの河口湖口五合目/2,304メートル)、富士宮口(富士宮ルートの新五合目/2,400メートル)、須走口(須走ルートの新五合目/2,000メートル)と比べて登山口の標高が低い御殿場口からのルートは特に登りでは敬遠されることが多いようです(御殿場ルートの新五合目/1,440メートルは、実質的には二合目に当たる)。

ところで、道路混雑防止のためのマイカー規制がないのは登山者の少ないこの御殿場ルートだけとなります。そこで今回はマイカーで御殿場口新五合目の駐車場までいくことにしました。



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撮影日:2014/08/21
撮影地:富士登山 御殿場ルート 六合目まで登ってくると七合目の小屋群が見えてくる(静岡県)
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人が少ないこのルートは静かで落ち着いて登れるという利点もあるのですが、その反面登山者が少ないため山小屋も極端に少なく、新五合目の大石茶屋(1,550メートル)を過ぎると七合目の日の出館(3,040メートル)までまったくありません。しかもここ何年かはこの日の出館も休業したままですから、実質的にはさらに先のわらじ館(3,100メートル)が次の小屋ということになります。



撮影日:2014/08/21
撮影地:富士登山 御殿場ルート 登山道の六合目より宝永山と下山道を眺める(静岡県)
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六合目あたりの砂礫のジグザグな登山道には目標となるような目印らしきものもあまりなく、景色も単調でまるで苦行のような登りが続きます。強いて言うなら六合目より下の新六合目(2,590メートル)にある六合目小屋(休館中で利用不可)と、左手に見える宝永山くらいが高度の目安や目印となるくらいでしょうか。

七合目の日の出館前から登山道と下山道とが一緒になります。その先は山頂まで登下山道共通です。



撮影日:2014/08/21
撮影地:富士登山 御殿場ルート 七合九勺の赤岩八合館直下。この上に営業小屋はない(静岡県)
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七合目までやってくると、日の出館(2014年現在は休業中)、わらじ館、砂走館、赤岩八号館と4軒の小屋が集中します。
七合九勺の赤岩八合館より上には営業している小屋はありません。以前は八合目に見晴館という小屋が存在していたのですが、いまその場所には廃墟と化した小屋のなれの果てがあるのみです。



撮影日:2014/08/21
撮影地:富士登山 御殿場ルート 九合目辺りの赤茶けた岩と砂礫の急登(静岡県)
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八合目から山頂までは、まさしく胸突八丁の急登が続きます。赤茶けて荒涼とした風景は、それまでの長く辛かったこの登山道における最後の厳しさを象徴しているかのよう。



撮影日:2014/08/21
撮影地:富士登山 御殿場ルート 御殿場口山頂、銚子口(静岡県、山梨県)
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鳥居をくぐって御殿場口山頂へ。

山頂には湧き水の銀明水がありかつては登山者の咽喉を潤おしたといいます。(※銀明水についてはこちらの記事を参照のこと)
またこの銀明水に因んだ銀明館という山小屋がありましたが(といっても長らく休館が続いていましたが)、2013年と2014年には屋根が葺き替えられるなど改装されて現在富士宮口山頂にて改築中の山頂郵便局の仮舎となっています。赤いポストが目立ちますね。



撮影日:2013/07/15
撮影地:富士登山 御殿場ルート 大砂走り(静岡県)
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御殿場ルートの下山道は豪快な大砂走りで有名です。御殿場の街を挟んでその向こうに金時山などの箱根の山並みを眺めながら一気に駆け下りることのできる大砂走りは、本当に飛ぶように下っていくことのできる爽快感たっぷりの下山道。所要時間短縮という意味でも、足に対する負担の軽減という意味でもオススメのコースです。
しかしながら、私自身は去年この大砂走りを下ったばかりでしたので今回こちらは利用しませんでした。



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