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写真ブログ。気の向くままに撮った風景など...。

木曽駒のコマクサ

撮影日:2014/07/23
撮影地:木曽駒ヶ岳(長野県)
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今回の木曽駒ヶ岳山行では、高山植物の女王と呼ばれるコマクサ駒草)の花を本峰山頂直下や頂上木曽小屋の付近で見かけました。そこで木曽駒ヶ岳コマクサの関係について帰宅してから調べてみたところ、過去の経緯など色々と興味深い事がわかりました。それらについてこの場を借りて簡単にご紹介したいと思います。

木曽駒ヶ岳には元々コマクサがなかったか、もしくはあってもコマクサに薬効があるものと信じられたため薬草として採り尽くされてしまいその後は絶えてしまったのではないかと考えられているそうです。実際、昔からコマクサやトウヤクリンドウ(当薬竜胆)などを大いに効能ありと信じて薬草採りの人たちが乱獲してしまうといったことが日本各地であったようです。
木曽谷を挟んですぐ近くに聳える御嶽山では継子岳のコマクサ群生地なども有名ですから、恐らくは木曽駒ヶ岳にも固有のコマクサが自生していたのでしょう。

ところで、今日の木曽駒ヶ岳にあるコマクサは昭和後期になってから北アルプスの蓮華岳と群馬の本白根山のコマクサをそれぞれ移植したものなのだそうです。
前者は、駒ヶ根営林署員が大町博物館から蓮華岳のコマクサの種を入手して1977年(昭和52)年に宝剣岳と中岳の間に建つ天狗山荘裏に蒔いたものだとの事ですが、思ったほどには繁殖せずこの試みはじきに中止となったようです。
もう一方の本白根山(もとしらねさん)のコマクサは、山口雄平氏という一開拓農家の夫妻がほぼ30年かけて本白根山に復元させたものを1982年(昭和57)年から2年に渡り木曽駒ヶ岳に移植したものです。中岳と駒ヶ岳本峰との間辺りに植えられて現在に至ります。こちらのコマクサは品種改良の過程で色の濃いものを残していったため赤色が強いのが特徴で、山口氏の出願により2002年(平成14年)に「黎明」(※註)という美しい名で品種登録されています。
※註:登録上では黎明一号となっている(第158回品種登録

本文中の木曽駒ヶ岳とコマクサの話ならびに山口雄平氏のことにつきまして、下記サイトの記事を大いに参考とさせていただきました。
○中央アルプス・イラスト山岳マップ 「赤いコマクサ」



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今シーズン最後のお花見

撮影日:2014/07/24
撮影地:木曽駒ヶ岳 千畳敷カール(長野県)
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千畳敷カール内の剣ヶ池からロープウェイ駅へと戻る登り坂の辺りに、タカネザクラ(高嶺桜)、別名ミネザクラ(峰桜)の木があって毎年7月初旬頃から花を咲かせます。今年は雪が多くカール内にいまだ大きな雪渓が残っていることもあってか7月20日を過ぎてもまだ花を咲かせていました。

タカネザクラミネザクラ)の花自体は今年5月の連休明けに行った奥秩父の両神山や6月半ばの南八ツの硫黄岳などで見かけてはいたのですが、7月も終わるこの季節になっても見られるなどとは正直思っていませんでした。
現地のボランティアガイドの方のお話によると、この千畳敷カールタカネザクラは以前NHKで「国内でもっとも遅くに咲く桜である」と紹介されたことがあるのだそうです。思いがけず文字通り「今シーズン最後のお花見」をすることができたのでした♪



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コマウスユキソウ

撮影日:2014/07/23
撮影地:木曽駒ヶ岳(長野県)
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今回の木曽駒ヶ岳山行でぜひ見たいと思っていたのが、コマウスユキソウ(駒薄雪草)の花でした。

一般的にヒメウスユキソウ(姫薄雪草)の名でしられるこの花は、頭花の数も1から3個と少なめで、頭花を囲む苞葉も短く、全体の直径は2センチほど。その名の通り他のウスユキソウの仲間よりもかなり小振りです。
中央アルプス特産の種で木曽駒ヶ岳でよく見られることから別名のコマウスユキソウ(駒薄雪草)の名がつきました。

木曽駒ヶ岳山頂付近の群生地ではいまが見ごろで斜面に沢山咲いているのが見られましたが、実は千畳敷カールから稜線の乗越浄土へと上がる八丁坂の途中の岩場にも結構な数咲いていたのがちょっと意外でした。



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木曽駒ヶ岳にいってきました。

撮影日:2014/07/23
撮影地:木曽駒ヶ岳山頂(長野県)
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中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳(2,956メートル)にいってきました。あえて「登ってきた」と言わないのは、標高2,612メートルの千畳敷カールまでロープウェイで一気に上がってしまったからです(笑)

今回の木曽駒行きの目的のひとつは「高山植物」。この時季に多く見られるという花々を求めての山旅でしたが、その甲斐あって千畳敷カール内で、稜線で、あるいは山頂の周辺で非常に多くの種類の可憐な花々と出会うことができました。
木曽駒で今回出逢えた高山植物たち(開花していたもの)
アオノツガザクラ、イワウメ、イワツメクサ、イワヒゲ、イワベンケイ、ウラジロナナカマド、オオカサモチ、オヤマノエンドウ、オンタデ、キバナノコマノツメ、キバナシャクナゲ、クモマスミレ、クロユリ、コイワカガミ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)、コマクサ、シナノキンバイ、ショウジョウバカマ、タカネツメクサ、タカネザクラ(ミネザクラ)、チングルマ、ツガザクラ、ハイマツ、ハクサンイチゲ、マイヅルソウ、ミツバオウレン、ミネズオウ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシオガマ、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ
※上記以外にも、ロープウェイしらび平駅周辺やそこまで向かうバスの車窓からシモツケソウ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロなどが沢山見られました。

なお、楽しみにしていた千畳敷カールのコバイケイソウ群落は昨年が当たり年だったらしく見ることができず(※コバイケイソウは2~3年に1度だけ当たり年があるといわれています)、葉っぱの奥の花芽を確認できたものがあったに留まりました。残念!



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阿弥陀岳山頂からの眺め

撮影日:2014/06/15
撮影地:南八ヶ岳縦走 阿弥陀岳山頂(長野県)
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中岳を越えると、いよいよ今回の最終目的地となる阿弥陀岳への急な登りです。途中ちょっとした雪渓を踏み越えたりもしながら、ザレ地の急斜面や岩場、ガレ場が連続するコースを辿ります。

阿弥陀岳山頂(2,805メートル)は意外にも広々としていて、そこからの展望も申し分ありませんでした。山頂の一角には阿弥陀如来が祀られており、この八ヶ岳という山が古来山岳宗教と深く関わっていることを物語っています。
ここからはぐるり360度すべてを見渡すことができ、ちょうどこの時になって雲間から顔を覗かせた富士山や南、中央、北アルプスの山々、更には最北の蓼科山から最も南に位置する編笠山まで南北20キロ以上に渡って連なる八ヶ岳連峰の山々がすべて眺められます。
お陰さまでこの日の最終目的地・阿弥陀岳においても最高の展望を楽しむことができました。



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中岳

撮影日:2014/06/15
撮影地:南八ヶ岳縦走 赤岳と中岳のコルからの中岳。前回はここで引き返し文三郎道分岐まで戻ってから下山した(長野県)
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中岳は、八ヶ岳連峰の数ある峰の中では取り立てて注目もされないような小ピークです。しかしながら、私にはちょっとした思い入れがあり、今回このピークを越えていくことはある種ひとつの目標となっていたようなところがありました。
というのも、実は4年前の南八ヶ岳縦走で今回と同じコースを辿った際に起きたハプニングでこの中岳手前のコルにて2時間半くらい足止めを喰らうこととなってしまい、結局この先へ行くのを諦めたという出来事があったからなのです。(※詳しくはこちらの記事で

今回は何事もなく中岳の山頂に立つことができました。指導標も無いような山頂でしたが、信仰の山八ヶ岳らしくいくつかの碑が置かれていました。



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主峰 赤岳にて

撮影日:2014/06/15
撮影地:南八ヶ岳縦走 地蔵の頭より赤岳を見上げる(長野県)
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嶮しい道が続く横岳を下って地蔵の頭へとやってくると、八ヶ岳の主峰 赤岳はもう目と鼻の先です。とはいいながらも、赤岳展望荘の横を通って小屋の裏手からは最後の最後で急な斜面を一気に登っていくこととなります。
途中ザラザラと滑りやすいザレ場や狭くて急な鎖場などを通って、赤岳の山頂(北峰)へと到着します。そこから一等三角点の設置された南峰の山頂(2,899メートル)はすぐそこです。

4年前に南八ヶ岳を縦走したときにはガスのため見ることができなかった赤岳山頂からの眺めも、今回は晴れ渡りクリアな空のもと素晴らしい風景を見渡すことができました。
今回はぐるり360度の風景を掲載しましたので、どうぞお楽しみください。



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横岳の風景

撮影日:2014/06/15
撮影地:南八ヶ岳縦走 横岳(長野県)
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前回に続き、横岳の風景です。

横岳は岩場と小ピークの連続で、今回歩いた中では阿弥陀岳への登りと並んでそれなりに嶮しいルートでした。北から南へと続く尾根伝いにずっと進んでいくので、360度すべての方角の眺めが良く景色を楽しみながらの稜線歩きとなります、そのため、嶮しい岩場が続く割にたいした疲れを感じることもなく道中楽しみながら歩けます。

また、この横岳は高山植物の宝庫としてもしられ、今回の山行で出会った人々の中には横岳の高山植物目当てできたという方も少なからずいらっしゃいました。
まだ時期的にちょっと早かったこともあり種によっては満開とは言い難いものもありましたが、それでも多くの花々が美しく咲いているのを楽しむことができました。この稜線で見ることができたおもな花には、キバナシャクナゲ、イワウメ、オヤマノエンドウ、ミヤマダイコンソウ、アオノツガザクラ、チョウノスケソウ、そしてツクモグサなどがありました。



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横岳~奥ノ院まで

撮影日:2014/06/15
撮影地:南八ヶ岳縦走 横岳 奥ノ院山頂(長野県)
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横岳は、その名の通り横に長く続く峰々の総称です。八ヶ岳の主峰・赤岳の側から二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三叉峰などといった小ピークが連なり、一番奥つまり硫黄岳寄りに横岳の主峰・奥ノ院が聳えます。
今回は硫黄岳山荘を出発して上記とは逆に赤岳へ向かって辿っていきましたので、一番最初に奥ノ院を通ることとなりました。

硫黄岳と横岳との鞍部に建つ硫黄岳山荘から奥ノ院手前の台座ノ頭までは父と一緒でした。この間は緩やかではありますが150メートル近く結構な標高差を登っていくこととなります。
途中火山灰が積もった赤く荒涼とした土壌の斜面には日本でも有数のコマクサの大群生地があり、あとひと月もすればコマクサの花が咲くのが見られそうでした。

台座ノ頭で父と別れ、いよいよ横岳北稜の核心部ともいえるクサリ場を進んでいくこととなります。
奥ノ院手前には左側(清里側)がスッパリと切れ落ちたような場所をトラバースしたり、岩峰の上を辿っていったりする箇所もあるのですが、いずれもそれほど長くはなくまたクサリなどもこれでもかというくらいに整備されています。北アルプスの穂高稜線でたとえば北穂から涸沢岳までなどを歩いたことのある人であれば、まず難無く進めるものと思います。

奥ノ院(2,829メートル)は横岳の主峰とされており、ここに「横岳山頂」の指導標が立てられています。ここで記念写真を撮られている方も多くいらっしゃいました。赤岳の方からやってきたのであればこの奥ノ院は名実ともに横岳の一番奥のピークということになるので、さぞかし感慨無量なことでしょう。実際ガイドブックなどでも赤岳から横岳を通って硫黄岳へと抜けるコース取りで案内されているものが多いような気がします。でも、個人的にはやはり硫黄岳の側から赤岳へと向かっていった方が正面に富士山や南アルプスや、そしてなによりも八ヶ岳の主峰である赤岳を常に正面に見ながら進んでいけるのでオススメかと思います。
ちなみに、この時はまだ時刻も早く雲もほとんど湧いておりませんでしたので、ここからの眺めはことのほか素晴らしいものとなりました。



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