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池と山と その3-みくりが池と浄土山

撮影日:2007/10/07
撮影地:立山アルペンルートみくりが池浄土山(富山県)
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以前、みくりが池の向こうに立山の左に連なる夏の真砂岳と別山とを見た写真を掲載しましたが(※記事はこちら)、今回の写真は立山の右に連なる秋の浄土山みくりが池越しに写っているというものです。

浄土山立山(特に雄山)、そして別山を称して立山三山と呼んでいるのですが、立山信仰ではさらにこれらに加えて大日岳剱岳とが重要な位置を占めてくるようです。
大日岳の名は大日如来に由来し、立山信仰登山の通り道-すなわち登拝道の一拠点としての位置を占めてきました。また時として実際に大日如来像を持して立山に登ることもあったのだということです。
一方剱岳は、立山信仰を具現化したものである立山曼荼羅には地獄の針山として描かれ、「登れない山」あるいは「登ってはならない山」とされてきました。別山はこの剱岳という地獄の山の遥拝所としての性格をもっていたのだそうです。仏教において別院などという語が示すように、本山(=雄山)に準ずるものとして別山は重要な位置を占めていたのです。
そして立山を挟んで別山とは反対側にあるこの浄土山は、立山曼荼羅では右上にあって日輪が輝くところとして描かれています。立山、別山とともに極楽浄土のひとつとして位置づけられているのです。

それにしても、現代では立山三山縦走でオミットされてしまいがちの浄土山が(私はちゃんと登りましたが...w)立山曼荼羅では日輪輝く浄土として描かれているのに、一方でアルピニストたちの憧れの的である“岩と氷の殿堂”剱岳が針山地獄として「登ってはならない山」とされていたというのは、なんとも興味深いことですね。



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