1枚の写真

写真ブログ。気の向くままに撮った風景など...。

心地よい大樺沢沿いの道

撮影日:2009/09/20
撮影地:大樺沢(山梨県)
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広河原山荘の脇から北岳への登山道に入って樹林帯の道を歩きます。白根御池方面との分岐点を右に分けて、大樺沢(おおかんばさわ)沿いに続く道へと進みます。この道は7月に下山するとき辿ってきた白根御池までの急坂とくらべとても緩やかで、大樺沢の清流が涼やかでとても心地よいルートでした。
何度か沢の渡渉を繰り返しながら、少しずつ高度を稼いでいきます。幸い2ヶ月前に一度通った道であるだけに(しかも、そのときは大雨の中でした)、まったく疲れを感じることなく済みました。

この日は広河原を9時くらいと少し遅めの出発となりました。大樺沢の清流に沿って歩いている頃には太陽がかなり高い位置にまで上がり、歩いていると暑く感じられるほどでした。またシルバーウィークのただ中ということで登山者も多く、何人もの人たちが北岳へ、そして白峰三山縦走へと向かっていました。



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白峰三山へ

撮影日:2009/09/20
撮影地:広河原より北岳を望む(山梨県)
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北アルプス山篭りから戻って3週間後、シルバーウィークの連休が近づいてきました。毎度のことながら「次はどこに行こうか?」などと考えてはみたりもしたのですが、やはり7月の白峰三山行きが悪天候で残念な結果に終わったということがいまだに悔やまれていたので(※記事はこちら)、「このリベンジはぜひとも早いところ果たさないと...」という思いから結局は白根三山へと向かうことに決めたのでした。そして、連休2日目の9月20日には、下山口の奈良田を目指して朝方自宅を出発しました。
中央道を甲府盆地へと向かう頃には、車外はすっかり明るくなっていました。甲府盆地に入るとやがて前方には白峰三山の連なりがはっきりと見えてきます。手前の山の陰から北岳が顔を覗かせ、その左にどっしりと巨大な間ノ岳(あいのだけ)と、さらに左に少し離れて農鳥岳(のうとりだけ)。フロントガラス越しに見えるそれらの山々を見ながら「あと何時間かのちには、あの稜線伝いに歩いているのかもしれないな...」などと思いつつ、少なからず胸が高鳴るのを感じました。

さて、奈良田に車を置いてからバスで広河原まで向かいます。白峰三山への出発点となる北岳の登山口です。野呂川沿いに舗装道路を歩いて大樺沢との出合の辺りまでやってくると、目指す北岳が頭ひとつ分高く聳えるのが見えてきます。空は雲ひとつないほどの快晴で、ふた月前とは大違いでした。今日のところはまずあの頂きを目指します。
野呂川に架かる吊り橋を渡り、いよいよ白峰三山縦走のスタートです。

今回よりしばらくは、9月の連休に訪れた白峰三山で出会った風景を掲載していきます。どうぞお楽しみください。



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西陽に照らされる槍の穂先

撮影日:2009/08/30
撮影地:の肩より穂先を見上げる(岐阜県、長野県)
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大喰岳にいるときにの方のガスが晴れたので、急いで戻ってから2度目の穂先をやりました。しばらく槍ヶ岳山頂に滞在してからまた肩まで下りてきたころには、周囲がすっかりガスに取り巻かれて穂先もじきに見えなくなってしまいました。

夕食のあと、山荘の外が賑やかになったようすだったので外を見ると、周囲のガスがすっかりと晴れて目の前には穂先の素晴らしい眺めが。夕刻の強い陽の光が西側から穂先を照らし、なんとも美しい姿を見せていました。山荘の前からだと近すぎて全景が綺麗に収まらないため、テント場の方まで下がってみたりしながら、思う存分この景色を楽しみました。



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【番外編】マッターホルン(by yukki)

撮影日:2007/07/12
撮影地:マッターホルンを望む(スイス
撮影者:yukki
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最近、“日本のマッターホルン”こと槍ヶ岳の話題が続いているので、本場ヨーロッパアルプスマッターホルン(Matterhorn:独)の写真を掲載することにしました(笑)

今回の写真もyukkiより提供のもの。前回掲載したのはリッフェル湖からのものでしたが、今回はそれよりも更に下った場所から撮影した写真です。

実はこのマッターホルンスイス側からの眺めは尖っていて秀麗ですが、南のイタリア側から見るとその形はいまいちみたいですね。この点は360度どこから見ても尖っている槍ヶ岳の方に軍配があがりそうです。ちなみに、マッターホルンのイタリア語名はチェルヴィーノ(Cervino)といいます。



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大喰岳へ散歩

撮影日:2009/08/30
撮影地:大喰岳山頂より穂先を望む(岐阜県、長野県)
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思っていたよりも早く、10時50分には槍ヶ岳山荘に着いてしまったので、穂先に登ったり、山荘に戻ってきて広い内部をウロウロしたり(談話室にはそのとき誰もいませんでした)していたのですが、それも直に飽きてしまいました。
そんなときに誰かが「まだ時間もあるし、大喰岳(おおばみだけ)にでも行ってみるか?」などと話しているのを聞いて「そうか、その手があったか!」などと思い、サブザックに水と携帯食と地図だけを詰めてお隣りの大喰岳まで散歩してみることにしたのでした。

結構多くの人が大喰岳まで往復していたようでしたが、相変わらずのガスでそれほど眺めは期待できそうにありませんでした。
私が大喰岳の山頂に着いたあとも、ここまでやってきては期待していたの姿を見ることができないままに引き返していく方たちが何人もいらっしゃいました。今回は小説を山荘に置いたまま持ってくるのを忘れてしまったのですが、それでも私はガスが晴れるのを期待しながらそこで1時間半待ちました(笑)
その甲斐あって、またしてもひとりでこのの眺めを独占することとなったのです!ここからの穂先はちょっと右に頭を傾けながらもなかなかに秀麗。「日本のマッターホルン」などと譬えられるその尖りが天を突くさまを十二分に堪能することができたのでした。



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槍の穂先を登る

撮影日:2009/08/30
撮影地:槍ヶ岳(岐阜県、長野県)
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北アルプス裏銀座縦走路の終点、槍ヶ岳。双六小屋を出発してから4時間半ほどでの肩に建つ槍ヶ岳山荘に到着しました。

の肩からは、穂先と呼ばれる100メートルを超える岩峰を登っていきます。文政11年(1828年)に播隆上人によって開山されて以降、幾多の人々がこの穂先の頂点を目指してきたことでしょうか?その穂先を登っていきます。
現在、穂先には鎖や梯子などが整備されているので、登るのは見た目ほど大変ではありません。場所により登りと下りとでルートが分けられていますが、ひと度混雑するとかなりの時間を要してしまうようです。幸いこの日は終始それほど混んではいませんでした。



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ミネウスユキソウ...それと語源の話など

撮影日:2009/08/30
撮影地:樅沢岳(岐阜県)
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樅沢岳の山頂を下って槍ヶ岳方面へと進んでいくと、樅沢東峰を南側に巻く辺りにミネウスユキソウ峰薄雪草)の群生地があります。

ミネウスユキソウは学名を Leontopodium japonicum といい、まさに「和製薄雪草(japonicum=日本の)」といった感じの命名です。日本アルプスに咲くエーデルワイスのなかまでは最もポピュラーで、本州の高山では結構よく見かけます。実は花は中心部分のみで、周りの綿毛が生えている部分は本当は苞(苞葉)という蕾を包んでいた葉っぱなのです。
和名「薄雪草」の名は苞の綿毛に由来しますが、欧州のエーデルワイスと較べるとこちらはかなり少なめですね。

ここで、久しぶりに私が好きな言語学的な話を少しばかり...。
学名がラテン語もしくは古典ギリシャ語でつけられているということには以前触れましたが(※記事はこちら)、ウスユキソウ属をさす Leontopodium というのはラテン語とギリシャ語の合成語にラテン語の中性語尾 -um をつけたもので「ライオンの脚」といった意味合いです(羅:leo=ライオン、 希:πόδι=脚)。たしかに、ヨーロッパアルプスのエーデルワイス(学名は、Leontopodium alpinum=羅:アルプスのウスユキソウ)は苞が細長くて綿毛がびっしりと生えているので「ライオンの脚」といった命名もぴったりですが、日本のミネウスユキソウの場合はどうなんでしょう?正直ちょっと微妙ですね(笑)
一方で、エーデルワイス(英:Edelweiss)というのはドイツ語のEdelweiß(エーデルヴァイス)に由来し、その意味するところは「高貴なる白」。ドイツ語で Weißwein といえば「白ワイン」ですよね。ちなみに、Rotwein なら「赤ワイン」。モルゲンロート(Morgenrot 朝+赤 → 朝焼け)の rot です。
ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』(元は同名のブロードウェイ・ミュージカル)の挿入歌「エーデルワイス(Edelweiss)」は日本語の歌詞がつけられたりもしていて、「私のお気に入り(My Favorite Things)=JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」でおなじみ!」や「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」と並んでよくしられています。そういえば、トラップ大佐役のクリストファー・プラマーは歌うときに「エーデルヴァイス」と発音していましたね。



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双六岳にて その2

撮影日:2009/08/29
撮影地:双六岳(岐阜県、長野県)
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双六岳の山頂直下では、岩の上に腰掛けて小説を読んでいました。たまたま今夏の北アルプス山行に持ってきていたのは『孤高の人』の文庫本。槍ヶ岳北鎌尾根で遭難し若い命を絶った不世出の登山家加藤文太郎を描いた新田次郎の長編です。

ずっとひと所で読書しながら正面の槍ヶ岳の方角の雲が晴れるのを待っていたのですが、なかなか思うようにはいきません。長々とそこに腰掛けている間にも、すぐ右の登山路を何人もの人たちが通り過ぎていきます。ある者は山頂の方へと登っていき、またある者は台地の方へと下っていきました。そうした登山者の方たちと挨拶を交わしたり、あるいはしばし話をしたりしながら、彼らが去ってしまうとまた元の行間へと視線を落とす、その繰り返しでした。

その日は双六小屋で知り合いのシンガーソングライターの方のコンサートがあったのですが、私が本を読んでいるとそのご本人がこちらへやってくるではありませんか!約1年ぶりの再会でした。前日から双六小屋に滞在されていたそうで、双六岳まで午後の散歩にと登ってきたのだとのこと。山頂まで往復してからまた私のところへと戻ってきて少し話した後で、その方は台地の真ん中の道を小屋の方へと下っていきました。私が好きな「加藤文太郎のうた」を口ずさみながら...。

いつの間にやらこの場所に来てから3時間近く経っていました。このままこうして雲が晴れるのを待っているのもそろそろ限界かと思えてきたので、「4時まで待ってダメなら諦めよう」と決めて出立支度を始めたところ、槍ヶ岳の方角の雲が左へと吹き遣られて...。そう、ついにが姿を現したのです!



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双六岳にて その1

撮影日:2009/08/29
撮影地:双六岳山頂(岐阜県、長野県)
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ライチョウと出会った丸山山頂周辺の広く平らな土地が終わり、山を下り始めるとじきに巻道(2日前に通った巻道コースと稜線コースとの中道)との分岐に差し掛かりました。右の稜線への道をとり双六岳へと向かいます。

登り下りを繰り返しながら先へと進むと、最後の急な傾斜を登りきってからじきに双六岳山頂(2,860メートル)に到着しました。この間ずっと周囲は濃い霧に包まれ見通しが効きませんでした。



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ライチョウ

撮影日:2009/08/29
撮影地:丸山(岐阜県、長野県)
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本ブログでは『ライチョウ』というタイトルの記事掲載がこれで3回目となるのですが、撮影地はすべて異なります。
ライチョウ  撮影地:中大日岳、奥大日岳(富山県)
ライチョウ  撮影地:西穂独標に至る稜線上にて(長野県、岐阜県)
ライチョウ  撮影地:丸山(岐阜県、長野県)  ※今回の記事

雷が鳴るような悪天候のときには天敵の鷹などに狙われる危険性も低いことから、ハイマツの陰などから出ててきて活発に動き回るため「雷鳥」と名づけられたといいます。
今回の北アルプス裏銀座山行ではその後半で霧の立ち込める中を歩くことが多かったので、ライチョウの姿を沢山みかけました。黒部五郎小舎へと向かう途中のハイマツ帯、三俣蓮華岳から稜線の道を双六岳へと向かう間に位置する丸山、槍ヶ岳へと向かう途上の樅沢岳から左俣岳にかけて、そして槍ヶ岳の肩直下などで、何羽ものライチョウが姿を見せてくれました。それこそ登山道にまで出てきたりして...。
丸山では、ザックの中からアナログ12倍ズームの望遠装備のカメラを取り出して撮影することもできましたので、ここでその何枚かをご紹介させていただきます。

ライチョウの姿は見ていてどこかユーモラス。それだけに、山中で出会えるとなんだかとても嬉しくなってしまいます。



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鷲羽岳山頂より黒部源流

撮影日:2009/08/28
撮影地:鷲羽岳山頂より黒部源流(富山県、長野県)
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雲が晴れだすと、鷲羽池とは反対の西側眼下には先程歩いてきた黒部源流が見えてきました。「滝のような川」といわれる急流・黒部川。富山湾に注ぐ全長85キロメートルの流れの始まりは、意外なほどに穏やかでした。

鷲羽岳山頂から黒部源流を見下ろすと、雲上の楽園といわれる雲ノ平の溶岩大地をぐるっと迂回するように流れるさまがよく判ります。周囲は緑に溢れていて黒部川を辿ってみると素晴らしい自然が満喫できそうです。



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